マンションリノベ「床の遮音対策」~重ね張りの注意点とは?~
マンションのリノベーションでは、床材を変更する工事が多くありますが
「この素材を使いたい」という要望だけでは決められないケースもあります。
多くのマンションは、管理規約に「LL-45以上」などの
遮音等級を定めていることが理由で
その基準に合った床の設えとする必要がありますので
適切な施工をしたいところです。
【知っておきたい遮音性能のキホン】
床の遮音性能には、「重量床衝撃音(LH)」と「軽量床衝撃音(LL)」があり
それぞれ、スラブ(上階から下階)の音の伝わりにくさを示しています。
これらの数値が小さければ小さいほど、遮音性は高いということになります。
【床の遮音等級と感じ方】
・L-40 (重量床衝撃音)遠くから聞こえる感じ
(軽量床衝撃音)ほとんど聞こえない
・L-50 (重量床衝撃音)小さく聞こえる
(軽量床衝撃音)ナイフを落とすと聞こえる
・L-65 (重量床衝撃音)かなり聞こえる
(軽量床衝撃音)10円玉を落とすと聞こえる
また、既存の遮音フローリングのうえに
新たに無垢フローリングを重ね張りするときも注意が必要です。
遮音フローリングは、単体で使用すれば
カタログの数値に近い遮音性能を期待できますが
そのうえに重ね張りしてしまうと、軽量床衝撃音は一気に悪化してしまいます。
これは重ね張りによって、遮音フローリングのカーペットのような柔らかさが
失われることが原因となっていて、リノベーションの際には注意しておきたいところです。
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